二級ボイラー技士過去問 令和4年10月 問35

法令上、原則としてボイラー技士でなければ取り扱うことができないボイラーは、次のうちどれか。

  1. 伝熱面積が10m2の温水ボイラー
  2. 伝熱面積が4m2の蒸気ボイラーで、胴の内径が850mm、かつ、その長さが1500mmのもの
  3. 伝熱面積が30m2の気水分離器を有しない貫流ボイラー
  4. 内径が400mmで、かつ、その内容積が0.2m3の気水分離器を有する伝熱面積が25m2の貫流ボイラー
  5. 最大電力設備容量が60kWの電気ボイラー

正解 2

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解説

選択肢1

伝熱面積が10m2の温水ボイラー

伝熱面積が14m2以下の温水ボイラーであることから、ボイラー技士でなくても取り扱うことができます。

選択肢2

伝熱面積が4m2の蒸気ボイラーで、胴の内径が850mm、かつ、その長さが1500mmのもの

伝熱面積が3m2を超える蒸気ボイラーであることから、ボイラー技士でなければ取り扱うことができません。

選択肢3

伝熱面積が30m2の気水分離器を有しない貫流ボイラー

伝熱面積30 ÷ 10 = 3

伝熱面積が3m2以下の電気ボイラーであることから、ボイラー技士でなくても取り扱うことができます。

選択肢4

内径が400mmで、かつ、その内容積が0.2m3の気水分離器を有する伝熱面積が25m2の貫流ボイラー

内径が400mm以下、内容積が0.4m3以下の貫流ボイラーであることから、ボイラー技士でなくても取り扱うことができます。

選択肢5

最大電力設備容量が60kWの電気ボイラー

最大電力設備容量60 ÷ 20 = 3

伝熱面積が3m2以下の電気ボイラーであることから、ボイラー技士でなくても取り扱うことができます。

※令和5年12月18日に電気ボイラーの伝熱面積算定方法の見直しがされ算定方法が変わっています。現在は最大電力設備容量 ÷ 60が正しい算定方法です。過去問とは算定方法が違うことに注意しましょう

詳細» ボイラー取扱作業主任者の選任

正解

ボイラー技士でなければ取り扱うことができないボイラーは「2」です。

正解:2

試験科目解説リンク

ボイラー技士が取り扱うボイラー