二級ボイラー技士試験「関係法令」について解説しています。
本ページでは、ボイラー取扱作業主任者の選任について問う問題を取り扱います。
これは覚えよう!
ボイラー取扱作業主任者として二級ボイラー技士を選任できるボイラーは「伝熱面積が25m2未満のボイラー」です
試験では、伝熱面積が25m2未満のボイラーを選択すれば良いですが、「電気ボイラー」、「廃熱ボイラー」、「貫流ボイラー」については計算が必要です。
25m²未満だから、ちょうど25m²のものは入らないよ!気をつけてね!
電気ボイラー
令和5年12月18日に電気ボイラーの伝熱面積算定方法の見直しがされ算定方法が変わっています。現在は最大電力設備容量 ÷ 60が正しい算定方法です。過去問とは算定方法が違うことに注意しましょう
最大電力設備容量 ÷ 60(改正後) … 今後の試験問題
最大電力設備容量 ÷ 20(改正前) … 過去問
廃熱ボイラー
伝熱面積 ÷ 2
貫流ボイラー
伝熱面積 ÷ 10
過去問で修得
令和5年4月 問37
ボイラーの取扱いの作業について、法令上、ボイラー取扱作業主任者として二級ボイラー技士を選任できるボイラーは、次のうちどれか。ただし、他にボイラーはないものとする。
- 最大電力設備容量が450kWの電気ボイラー
- 伝熱面積が30m2の鋳鉄製蒸気ボイラー
- 伝熱面積が40m2の炉筒煙管ボイラー
- 伝熱面積が30m2の煙管ボイラー
- 伝熱面積が30m2の鋳鉄製温水ボイラー
正解 1
令和3年4月 問35
ボイラーの取扱いの作業について、法令上、ボイラー取扱作業主任者として二級ボイラー技士を選任できるボイラーは、次のうちどれか。
ただし、他にボイラーはないものとする。
- 最大電力設備容量が400kWの電気ボイラー
- 伝熱面積が30m2の鋳鉄製蒸気ボイラー
- 伝熱面積が30m2の炉筒煙管ボイラー
- 伝熱面積が25m2の煙管ボイラー
- 伝熱面積が60m2の廃熱ボイラー
正解 1
令和元年10月 問37
ボイラーの取扱いの作業について、法令上、ボイラー取扱作業主任者として二級ボイラー技士を選任できるボイラーは、次のうちどれか。
ただし、他にボイラーはないものとする。
- 伝熱面積が25 m2の鋳鉄製蒸気ボイラー
- 伝熱面積が40 m2の炉筒煙管ボイラー
- 伝熱面積が50 m2の鋳鉄製温水ボイラー
- 伝熱面積が240 m2の貫流ボイラー
- 最大電力設備容量が600 kWの電気ボイラー
正解 4
平成31年4月 問36
ボイラーの取扱いの作業について、法令上、ボイラー取扱作業主任者として二級ボイラー技士を選任できるボイラーは、次のうちどれか。
ただし、他にボイラーはないものとする。
- 伝熱面積が25m2の立てボイラー
- 伝熱面積が25m2の鋳鉄製蒸気ボイラー
- 伝熱面積が40m2の鋳鉄製温水ボイラー
- 伝熱面積が240m2の貫流ボイラー
- 最大電力設備容量が500kWの電気ボイラー
正解 4