二級ボイラー技士試験「ボイラーの取扱いに関する知識」について解説しています。
本ページでは、ガラス水面計の機能試験について問う問題を取り扱います。
ガラス水面計の機能試験について
ガラス水面計の機能試験は、ボイラーの安全運転を確保するために重要です。水位が正確に表示されていないと、過熱や損傷のリスクが高まります。試験により、ガラス水面計が正常に動作し、水位を正確に反映していることを確認し、事故や故障を防ぎます。
試験ではガラス水面計の機能試験を行う必要性の低い時期を覚えましょう。
ガラス水面計の機能試験を行う必要性の低い時期一覧
- ウォータハンマが生じたとき。
- 水位が絶えず上下にかすかに動いているとき。
- 2個の水面計の水位に差異がないとき。
- 点火前に残圧がない場合は点火直前。
必要性が高い時期も合わせて抑えておきましょう。
必要性の高い時期
- プライミングが生じたとき。
- ホーミングが生じたとき。
- キャリーオーバーが生じたとき。
- 水位の動きが鈍く、正しい水位かどうか疑いがあるとき。
- 2個の水面計の水位に差異を認めたとき。
- 取扱い担当者が交替し、次の者が引き継いだとき。
- ガラス管の取替えなどの補修を行ったとき。
- 点火前に残圧がない場合は、たき始めて蒸気圧力が上がり始めたとき。
過去問で修得
令和5年4月 問20
ボイラーのガラス水面計の機能試験を行う時期として、必要性の低い時期は次のうちどれか。
- ホーミングが生じたとき。
- 水位が絶えず上下にかすかに動いているとき。
- ガラス管の取替えなどの補修を行ったとき。
- 取扱い担当者が交替し、次の者が引き継いだとき。
- プライミングが生じたとき。
正解 2
令和元年10月 問20
ボイラーのガラス水面計の機能試験を行う時期として、必要性の低い時期は次のうちどれか。
- ガラス管の取替えなどの補修を行ったとき。
- 2個の水面計の水位に差異がないとき。
- 水位の動きが鈍く、正しい水位かどうか疑いがあるとき。
- プライミングやホーミングが生じたとき。
- 取扱い担当者が交替し、次の者が引き継いだとき。
正解 2
平成31年4月 問12
ボイラーのガラス水面計の機能試験を行う時期として、必要性の低い時期は次のうちどれか。
- ガラス管の取替えなどの補修を行ったとき。
- 2個の水面計の水位に差異を認めたとき。
- 水位が絶えず上下にかすかに動いているとき。
- プライミングやホーミングが生じたとき。
- 取扱い担当者が交替し、次の者が引き継いだとき。
正解 3