ボイラー水中の不純物

二級ボイラー技士試験「ボイラーの取扱いに関する知識」について解説しています。

本ページでは、ボイラー水中の不純物について問う問題を取り扱います。

これは覚えよう!

この問題は不純物の特徴を抑えましょう。

O2 CO2

  • 溶存しているO2は、鋼材の腐食の原因となる。
  • 溶存しているCO2は、鋼材の腐食の原因となる。

❌️この記述は間違いです!

  • 溶存気体のCO2は、鋼材にアルカリ腐食を発生させる。

スラッジ

  • スラッジは、溶解性蒸発残留物が濃縮され、ドラム底部などに沈積した軟質沈殿物である。

スケール

  • スケールは、溶解性蒸発残留物が濃縮されて析出し、管壁などの伝熱面に固着したものである。
  • スケールの熱伝導率は、炭素鋼の熱伝導率より低い。

スラッジとスケールを逆に覚えないようにしましょう。

スチーム式加湿器にこびりついてるのがスケールだね!

https://ameblo.jp/tiromie/entry-12596210254.html

練習問題

問題:ボイラー水中の不純物について、次の記述は正しいか。⭕または❌で答えてください。答えは▶を押してください。

Q:スラッジは、溶解性蒸発残留物が濃縮されて析出し、管壁などの伝熱面に固着したものである。

正しくは「スラッジは、溶解性蒸発残留物が濃縮され、ドラム底部などに沈積した軟質沈殿物である。」

💡解説:スラッジは軟質沈殿物、スケールは壁面に固着したものです。

過去問で修得

令和5年10月 問19

ボイラー水中の不純物について、適切でないものは次のうちどれか。

  1. 溶存しているO2は、鋼材の腐食の原因となる。
  2. 溶存しているCO2は、鋼材の腐食の原因となる。
  3. スケールは、溶解性蒸発残留物が濃縮され、ドラム底部などに沈積した軟質沈殿物である。
  4. 懸濁物には、りん酸カルシウムなどの不溶物質、エマルジョン化された鉱物油などがある。
  5. スケールの熱伝導率は、炭素鋼の熱伝導率より低い。

正解 3

令和4年10月 問17

ボイラー水中の不純物について、誤っているものは次のうちどれか。

  1. スラッジは、溶解性蒸発残留物が濃縮されて析出し、管壁などの伝熱面に固着したものである。
  2. 懸濁物には、りん酸カルシウムなどの不溶物質、エマルジョン化された鉱物油などがある。
  3. 溶存しているO2は、鋼材の腐食の原因となる。
  4. 溶存しているCO2は、鋼材の腐食の原因となる。
  5. スケールの熱伝導率は、炭素鋼の熱伝導率より著しく低い。

正解 1

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