二級ボイラー試験「ボイラーの取扱いに関する知識」について解説しています。
本ページでは、ボイラーの内面腐食及びその抑制方法について問う問題を取り扱います。
ボイラーの内面腐食について
ボイラーを使用していると、さまざまな劣化が進行することがあります。ボイラーで最もよく見られる問題が腐食になります。腐食を防ぐために様々な対策を行います。
これは覚えよう!
ボイラー水のpHをアルカリ性に調整することによって、腐食を抑制する。
へぇー、アルカリ性にすることで腐食を抑制することができるんだ。
酸性や中性だと腐食が進んでしまうんだね。
練習問題
問題:ボイラーの内面腐食及びその抑制方法について、次の記述は正しいか。⭕または❌で答えてください。答えは▶を押してください。
Q:ボイラー水のpHを中性に調整することによって、腐食を抑制する。
Q:ボイラー水のpHを弱酸性に調整することによって、腐食を抑制する。
過去問で修得
令和6年4月 問19
ボイラーの内面腐食及びその抑制方法に関する記述で、適切でないものは次のうちどれか。
- 給水中に含まれる溶存気体のO2やCO2は、鋼材の腐食の原因となる。
- 腐食には、溶接加工による残留応力が原因となるものがある。
- 局部腐食には、ピッチング、グルービングなどがある。
- 腐食には、濃度の高い水酸化ナトリウムが原因となるものがある。
- ボイラー水のpHを中性に調整することによって、腐食を抑制する。
正解 5
令和2年4月 問18
ボイラーの内面腐食及びその抑制方法について、適切でないものは次のうちどれか。
- 給水中に含まれる溶存気体の O2 や CO2 は、鋼材の腐食の原因となる。
- 腐食は、一般に電気化学的作用などにより生じる。
- アルカリ腐食は、高温のボイラー水中で濃縮した水酸化ナトリウムと鋼材が反応して生じる。
- ボイラー水の酸消費量を調整することによって、腐食を抑制する。
- ボイラー水のpHを弱酸性に調整することによって、腐食を抑制する。
正解 5