二級ボイラー試験「関係法令」について解説しています。
本ページでは、ボイラーの付属品の管理について問う問題を取り扱います。
これは覚えよう!
ボイラーの付属品の管理について問われる問題は、以下の記述を覚えておきましょう。
圧力計(水高計)
- 圧力計の目もりには、ボイラーの最高使用圧力を示す位置に、見やすい表示をする。
- 水高計の目もりには、ボイラーの最高使用圧力を示す位置に、見やすい表示をする。
なお、圧力計と水高計は同じものを指します。合わせて覚えておきましょう。
常用水位と現在水位
- 蒸気ボイラーの常用水位は、ガラス水面計又はこれに接近した位置に、現在水位と比較することができるように表示する。
類似問題» 蒸気ボイラーの水位表示
連絡管の保護
- 燃焼ガスに触れる給水管、吹出管及び水面測定装置の連絡管は、耐熱材料で防護する。
練習問題
問題:ボイラー(小型ボイラーを除く。)の附属品の管理のため行わなければならない事項について、次の記述は正しいか。⭕または❌で答えてください。答えは▶を押してください。
Q:圧力計の目もりには、ボイラーの常用圧力を示す位置に、見やすい表示をすること。
💡解説:常用圧力ではなく、最高使用圧力になります。
Q:蒸気ボイラーの最高水位は、ガラス水面計又はこれに接近した位置に、現在水位と比較することができるように表示すること。
💡解説:最高水位ではなく、常用水位になります。
Q:燃焼ガスに触れる給水管、吹出管及び水面測定装置の連絡管は、不燃性材料により保温その他の措置を講ずること。
💡解説:不燃性材料ではなく、耐熱性材料になります。一般に、不燃性材料は建物の防火や防炎用途に使用されます。このため、連絡管の保温に不燃性材料を使用するのは適切ではありません。
過去問で修得
令和6年4月 問34
ボイラー(小型ボイラーを除く。)の附属品の管理のため行わなければならない事項として、その内容が法令に定められていないものは次のうちどれか。
- 圧力計の目もりには、ボイラーの最高使用圧力を示す位置に、見やすい表示をすること。
- 蒸気ボイラーの常用水位は、ガラス水面計又はこれに接近した位置に、現在水位と比較することができるように表示すること。
- 圧力計は、使用中その機能を害するような振動を受けることがないようにし、かつ、その内部が凍結し、又は80℃以上の温度にならない措置を講ずること。
- 燃焼ガスに触れる給水管、吹出管及び水面測定装置の連絡管は、不燃性材料により保温その他の措置を講ずること。
- 逃がし管は、凍結しないように保温その他の措置を講ずること。
正解 4
令和5年4月 問36
ボイラー(小型ボイラーを除く。)の附属品の管理のため行わなければならない事項として、法令に定められていないものは次のうちどれか。
- 圧力計の目もりには、ボイラーの最高使用圧力を示す位置に、見やすい表示をすること。
- 蒸気ボイラーの最高水位は、ガラス水面計又はこれに接近した位置に、現在水位と比較することができるように表示すること。
- 圧力計は、使用中その機能を害するような振動を受けることがないようにし、かつ、その内部が凍結し、又は80℃以上の温度にならない措置を講ずること。
- 燃焼ガスに触れる給水管、吹出管及び水面測定装置の連絡管は、耐熱材料で防護すること。
- 温水ボイラーの返り管については、凍結しないように保温その他の措置を講ずること。
正解 2
令和4年4月 問40
ボイラー(小型ボイラーを除く。)の附属品の管理のため行わなければならない事項に関するAからDまでの記述で、法令に定められているもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。
- 圧力計の目もりには、ボイラーの最高使用圧力を示す位置に、見やすい表示をすること。
- 蒸気ボイラーの水高計の目もりには、常用水位を示す位置に、見やすい表示をすること。
- 燃焼ガスに触れる給水管、吹出管及び水面測定装置の連絡管は、不燃性材料により保温その他の措置を講ずること。
- 圧力計は、使用中その機能を害するような振動を受けることがないようにし、かつ、その内部が凍結し、又は80℃以上の温度にならない措置を講ずること。
- A、B、D
- A、C、D
- A、D
- B、C
- C、D
正解 3
令和3年10月 問35
ボイラー(小型ボイラーを除く。)の附属品の管理のため行わなければならない事項として、法令に定められていないものは次のうちどれか。
- 圧力計の目もりには、ボイラーの常用圧力を示す位置に、見やすい表示をすること。
- 蒸気ボイラーの常用水位は、ガラス水面計又はこれに接近した位置に、現在水位と比較することができるように表示すること。
- 圧力計は、使用中その機能を害するような振動を受けることがないようにし、かつ、その内部が凍結し、又は80℃以上の温度にならない措置を講ずること。
- 燃焼ガスに触れる給水管、吹出管及び水面測定装置の連絡管は、耐熱材料で防護すること。
- 温水ボイラーの返り管については、凍結しないように保温その他の措置を講ずること。
正解 1
令和3年4月 問40
ボイラー(小型ボイラーを除く。)の附属品の管理のため行わなければならない事項に関するAからDまでの記述で、法令に定められているもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。
- 圧力計の目もりには、ボイラーの常用圧力を示す位置に、見やすい表示をすること。
- 蒸気ボイラーの最高水位は、ガラス水面計又はこれに接近した位置に、現在水位と比較することができるように表示すること。
- 燃焼ガスに触れる給水管、吹出管及び水面測定装置の連絡管は、耐熱材料で防護すること。
- 温水ボイラーの返り管については、凍結しないように保温その他の措置を講ずること。
- A, B
- A, C, D
- A, D
- B, C, D
- C, D
正解 5
令和2年4月 問31
ボイラー(小型ボイラーを除く。)の附属品の管理について、次の文中の( )内に入れる A 及び B の語句の組合せとして、法令上、正しいものは次のうちどれか。
「温水ボイラーの(A)及び(B)については、凍結しないように保温その他の措置を講じなければならない。」
A | B | |
1. | 吹出し管 | 給水管 |
2. | あふれ管 | 逃がし弁 |
3. | 給水管 | 返り管 |
4. | 返り管 | 逃がし管 |
5. | 安全弁 | あふれ管 |
正解 4
令和元年10月 問36
ボイラー(小型ボイラーを除く。)の附属品の管理のため行わなければならない事項として、法令に定められていないものは次のうちどれか。
- 圧力計の目もりには、ボイラーの常用圧力を示す位置に、見やすい表示をすること。
- 蒸気ボイラーの常用水位は、ガラス水面計又はこれに接近した位置に、現在水位と比較することができるように表示すること。
- 圧力計は、使用中その機能を害するような振動を受けることがないようにし、かつ、その内部が凍結し、又は 80°C以上の温度にならない措置を講ずること。
- 燃焼ガスに触れる給水管、吹出管及び水面測定装置の連絡管は、耐熱材料で防護すること。
- 逃がし管は、凍結しないように保温その他の措置を講ずること。
正解 1
平成31年4月 問37
ボイラー(小型ボイラーを除く。)の附属品の管理のため行わなければならない事項として、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
- 圧力計の目もりには、ボイラーの最高使用圧力を示す位置に、見やすい表示をすること。
- 蒸気ボイラーの常用水位は、ガラス水面計又はこれに接近した位置に、現在水位と比較することができるように表示すること。
- 圧力計は、使用中その機能を害するような振動を受けることがないようにし、かつ、その内部が凍結し、又は80°C以上の温度にならない措置を講ずること。
- 燃焼ガスに触れる給水管、吹出管及び水面測定装置の連絡管は、不燃性材料により保温その他の措置を講ずること。
- 逃がし管は、凍結しないように保温その他の措置を講ずること。
正解 4