温水ボイラーの逃がし弁又は安全弁

二級ボイラー技士試験「関係法令」について解説しています。

本ページでは、温水ボイラーの逃がし弁又は安全弁について問う問題を取り扱います。

これは覚えよう!

ボイラー構造規格 第六十五条には以下の規定があります。

水の温度が120℃を超える鋼製温水ボイラー(小型ボイラーを除く。)には、内部の圧力を最高使用圧力以下に保持することができる安全弁を備えなければならない。

この規定は出題実績があります。そのまま覚えてしまいましょう!

「120℃を超える鋼製温水ボイラー = 安全弁」だね。

関連» 鋼製ボイラーの安全弁

過去問で修得

令和5年10月 問38

次の文中の( )内に入れるAの数値及びBの語句の組合せとして、該当する法令の内容と一致するものは(1)~(5)のうちどれか。

「水の温度が(A)℃を超える鋼製温水ボイラー(小型ボイラーを除く。)には、内部の圧力を最高使用圧力以下に保持することができる(B)を備えなければならない。」

AB
1.100逃がし管
2.100逃がし弁
3.120安全弁
4.120逃がし弁
5.130安全弁

正解 3

平成31年4月 問38

次の文中の内に入れるAの数値及びBの語句の組合せとして、法令に定められているものは(1)~(5)のうちどれか。

「水の温度が(A)°Cを超える鋼製温水ボイラー(小型ボイラーを除く。)には、内部の圧力を最高使用圧力以下に保持することができる(B)を備えなければならない。」

AB
1.100温水温度自動制御装置
2.100安全弁
3.120安全弁
4.120温水温度自動制御装置
5.130温水循環装置

正解 3

関係法令

水の温度が百二十度以下の温水ボイラーには、圧力が最高使用圧力に達すると直ちに作用し、かつ、内部の圧力を最高使用圧力以下に保持することができる逃がし弁を備えなければならない。ただし、水の温度が百二十度以下の温水ボイラーであって、容易に検査ができる位置に内部の圧力を最高使用圧力以下に保持することができる逃がし管を備えたものについては、この限りでない。

ボイラー構造規格 第六十五条

水の温度が百二十度を超える温水ボイラーには、内部の圧力を最高使用圧力以下に保持することができる安全弁を備えなければならない。

ボイラー構造規格 第六十五条 2

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