二級ボイラー技士試験「ボイラーの取扱いに関する知識」について解説しています。
本ページでは、スケール及びスラッジの害について問う問題を取り扱います。
これは覚えよう!
スケールとスラッジの害について、しっかり確認していくよー!みんな、一緒に勉強しようね!
スケールとスラッジの害について
スケールとスラッジの害として次の4つが挙げられます。
熱の伝達を妨げ、ボイラーの効率を低下させる。
スケールやスラッジがボイラー内部にたまると、熱が効率よく伝わらなくなります。これにより、ボイラーの燃料効率が悪化し、エネルギーの無駄が増えます。
炉筒、水管などの伝熱面を過熱させる。
スケールやスラッジが炉筒や水管の内側にたまると、熱が伝わりにくくなります。その結果、伝熱面が過剰に熱せられ、ボイラーの部品が損傷する可能性があります。
水管の内面に付着すると、水の循環を悪くする。
スケールやスラッジが水管の内側に付着すると、水の流れが妨げられ、効率的な循環ができなくなります。これにより、ボイラー全体の運転が不安定になることがあります。
ボイラーに連結する管、コック、小穴などを詰まらせる。
スケールやスラッジがボイラーの接続管、コック、小さな穴などにたまると、それらが詰まり、正常な水の流れや圧力の調整ができなくなります。これにより、ボイラーの運転が不安定になり、故障の原因となります。
スケールとスラッジの害ではないもの
❌️この記述は間違いです!
- ウォータハンマを発生させる。
キャリオーバーはウォータハンマーを引き起こすことがあります。» キャリオーバー
過去問で修得
令和3年10月 問19
ボイラーにおけるスケール及びスラッジの害として、誤っているものは次のうちどれか。
- 熱の伝達を妨げ、ボイラーの効率を低下させる。
- 炉筒、水管などの伝熱面を過熱させる。
- 水管の内面に付着すると、水の循環を悪くする。
- ボイラーに連結する管、コック、小穴などを詰まらせる。
- ウォータハンマを発生させる。
正解 5