燃料が燃え始める温度

二級ボイラー技士試験「燃料及び燃焼に関する知識」について解説しています。

本ページでは、燃料が燃え始める温度について問う問題を取り扱います。

これは覚えよう!

液体燃料を加熱すると蒸気が発生し、これに小火炎を近づけると瞬間的に光を放って燃え始める。この光を放って燃える最低の温度を引火点という。

引火点、発火点、着火温度の違いを確認しましょう。

引火点

引火点は、液体や固体が蒸気を発生し、その蒸気が空気中で点火源に接触することで一時的に燃え始める最低温度を指します。引火点は、液体の表面から蒸気が十分に発生して引火する温度です。

例えば、液体燃焼を加熱すると蒸気が発生します。(酸素や水素は発生しません。)これに小火炎を近づけると燃え始める温度が引火点です。

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発火温度

発火温度は、物質が外部からの点火源なしで、自発的に発火する温度です。これは、物質が自らの温度で燃え始める最低温度を示します。

着火温度

着火温度は、物質が点火源からの熱によって燃え始める温度です。発火温度と似た概念ですが、こちらは物質が点火源によって点火される温度を指します。

試験では引火点を覚えておきましょう。

過去問で修得

令和5年10月 問21

次の文中の( )内に入れるA及びBの語句の組合せとして、適切なものは(1)~(5)のうちどれか。

「液体燃料を加熱すると(A)が発生し、これに小火炎を近づけると瞬間的に光を放って燃え始める。この光を放って燃える最低の温度を(B)という。」

AB
1.酸素引火点
2.酸素発火温度
3.蒸気発火温度
4.蒸気引火点
5.水素着火温度

正解 4

令和5年4月 問22

次の文中の( )内に入れるA及びBの語句の組合せとして、適切なものは(1)~(5)のうちどれか。

「液体燃料を加熱すると(A)が発生し、これに小火炎を近づけると瞬間的に光を放って燃え始める。この光を放って燃える最低の温度を(B)という。」

AB
1.酸素引火点
2.酸素発火温度
3.蒸気発火温度
4.蒸気引火点
5.水素着火温度

正解 4

令和4年4月 問21

次の文中の( )内に入れる( A )及び( B )の語句の組合せとして、適切なものは次のうちどれか。

「液体燃料を加熱すると( A )が発生し、これに小火炎を近づけると瞬間的に光を放って燃え始める。この光を放って燃える( B )の温度を引火点という。」

AB
1.水素最高
2.蒸気最高
3.蒸気最低
4.酸素最低
5.酸素最高

正解 3

令和3年4月 問21

次の文中の( )内に入れるA及びBの語句の組合せとして、正しいものは次のうちどれか。

「液体燃料を加熱すると(A)が発生し、これに小火炎を近づけると瞬間的に光を放って燃え始める。この光を放って燃える最低の温度を(B)という。」

AB
1.酸素引火点
2.酸素着火温度
3.蒸気着火温度
4.蒸気引火点
5.水素着火温度

正解 4