水位の異常低下の原因

二級ボイラー技士試験「ボイラーの取扱いに関する知識」について解説しています。

本ページでは、ボイラー水位の異常低下の原因について問う問題を取り扱います。

ボイラー水位の異常低下の原因について

ボイラー水位の異常低下とはボイラーの水位が正常な範囲よりも低くなり、しかもそれが安全基準で定められた最低水位を下回る状態を指します。ボイラーは水を加熱して蒸気を発生させる装置で、その水位が適切に管理されていないと、ボイラーが破損する等の問題が発生する可能性があります。

試験ではボイラー水位が安全低水面以下に異常低下する原因として適切でないものを覚えましょう。

ボイラー水位が安全低水面以下に異常低下する原因として適切でないもの一覧

  • 蒸気トラップの機能が不良である。
  • ウォータハンマが発生した。
  • 給水温度が低下した。
  • 気水分離器が閉塞している。

正しい原因はこちら!合わせて抑えておきましょう。

ボイラー水位が安全低水面以下に異常低下する原因一覧

  • 給水逆止め弁が故障した。
  • 給水弁の操作を誤って閉止にした。
  • 給水温度の過昇。
  • 給水内管の穴が閉塞した。
  • 吹出し装置の閉止が不完全である。
  • 不純物により水面計が閉塞している。
  • 蒸気を大量に消費した。
  • プライミングが急激に発生した。
  • ホーミングが急激に発生した。

過去問で修得

令和5年10月 問13

ボイラー水位が安全低水面以下に異常低下する原因として、適切でないものは次のうちどれか。

  1. 蒸気トラップの機能が不良である。
  2. 給水逆止め弁が故障した。
  3. 吹出し装置の閉止が不完全である。
  4. 蒸気を大量に消費した。
  5. 給水内管の穴が閉塞した。

正解 1

令和5年4月 問16

ボイラー水位が安全低水面以下に異常低下する原因として、最も適切でないものは次のうちどれか。

  1. 蒸気トラップの機能が不良である。
  2. 不純物により水面計が閉塞している。
  3. 吹出し装置の閉止が不完全である。
  4. プライミングが急激に発生した。
  5. ホーミングが急激に発生した。

正解 1

令和2年4月 問15

ボイラー水位が安全低水面以下に異常低下する原因となる場合として、最も適切でないものは次のうちどれか。

  1. 蒸気を大量に消費した。
  2. 不純物により水面計が閉塞している。
  3. 吹出し装置の閉止が不完全である。
  4. 蒸気トラップの機能が不良である。
  5. 給水弁の操作を誤って閉止にした。

正解 4

令和元年10月 問16

ボイラー水位が安全低水面以下に異常低下する原因となる場合として、正しいもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。

  1. 気水分離器が閉塞している。
  2. 不純物により水面計が閉塞している。
  3. 吹出し装置の閉止が不完全である。
  4. 給水内管の穴が閉塞している。
  1. A, B
  2. A, B, C
  3. A, C, D
  4. B, C, D
  5. C, D

正解 4