二級ボイラー技士試験「ボイラーの構造に関する知識」について解説しています。
本ページでは、ボイラーの燃焼装置・燃焼安全装置に求められる要件について問う問題を取り扱います。
これは覚えよう!
燃焼装置
- 燃焼が停止した後に、燃料が燃焼室内に流入しない構造のものであること。
- 燃料漏れの点検・保守が容易な構造のものであること。
- 主安全制御器、火炎検出器、燃料遮断弁などで構成される信頼性の高い燃焼安全装置が設けられていること。
燃焼安全装置
- ファンが異常停止した場合に、主バーナへの燃料の供給を直ちに遮断する機能を有するものであること。
- 異常消火の場合に、主バーナへの燃料の供給を直ちに遮断し、修復後は手動で再起動する機能を有するものであること。
なんとなく、当たり前のことしか書いてないね!
練習問題
問題:ボイラーの燃焼装置・燃焼安全装置に求められる要件について、次の記述は正しいか。⭕または❌で答えてください。答えは▶を押してください。
Q:燃焼安全装置は、異常消火の場合に、主バーナへの燃料の供給を直ちに遮断し、修復後は手動又は自動で再起動する機能を有するものであること。
💡解説:異常が発生して停止した後に、自動で再起動するのは危険です。
過去問で修得
令和5年10月 問10
ボイラーの燃焼装置・燃焼安全装置に求められる要件について、適切でないものは次のうちどれか。
- 燃焼装置は、燃焼が停止した後に、燃料が燃焼室内に流入しない構造のものであること。
- 燃焼装置は、燃料漏れの点検・保守が容易な構造のものであること。
- 燃焼装置には、主安全制御器、火炎検出器、燃料遮断弁などで構成される信頼性の高い燃焼安全装置が設けられていること。
- 燃焼安全装置は、ファンが異常停止した場合に、主バーナへの燃料の供給を直ちに遮断する機能を有するものであること。
- 燃焼安全装置は、異常消火の場合に、主バーナへの燃料の供給を直ちに遮断し、修復後は手動又は自動で再起動する機能を有するものであること。
正解 5
令和2年10月 問6
ボイラーの燃焼装置及び燃焼安全装置に求められる要件について、誤っているものは次のうちどれか。
- 燃焼装置は、燃焼が停止した後に、燃料が燃焼室内に流入しない構造のものであること。
- 燃焼装置は、燃料漏れの点検・保守が容易な構造のものであること。
- 燃焼安全装置は、ファンが異常停止した場合に、主バーナへの燃料の供給を直ちに遮断する機能を有するものであること。
- 燃焼安全装置は、異常消火の場合に、主バーナへの燃料の供給を直ちに遮断し、修復後は手動又は自動で再起動する機能を有するものであること。
- 燃焼装置には、主安全制御器、火炎検出器、燃料遮断弁などで構成される信頼性の高い燃焼安全装置が設けられていること。
正解 4