二級ボイラー試験「燃料及び燃焼に関する知識」について解説しています。
本ページでは、ボイラーの油バーナについて問う問題を取り扱います。
油バーナについて
重油をはじめとする液体燃料を使用する際には、油バーナを用いて燃料を霧化し、噴霧することで、空気との接触を良好にし、燃焼反応を速めます。油バーナには、圧力噴霧式バーナ、高圧蒸気噴霧式バーナ、回転式バーナ、ガンタイプバーナなどの種類があります。
圧力噴霧式バーナ
圧力噴霧式バーナは、油に高圧力を加え、これをノズルチップから炉内に噴出させて微粒化するものです。
圧力噴霧式バーナーは、ターンダウン比(バーナー負荷調整範囲)が狭いため、次の対策が取られます。
- バーナの数を加減する
- バーナのノズルチップを取り替える。
- 戻り油式圧力噴霧バーナを用いる。
- プランジャ式圧力噴霧バーナを用いる。
高圧蒸気噴霧式バーナ
高圧蒸気噴霧式バーナは、比較的高圧の蒸気を霧化媒体として油を微粒化するものです。ターンダウン比が広いのが特徴です。
回転式バーナ
回転式バーナは、回転軸に取り付けられたカップの内面で油膜を形成し、遠心力により油を微粒化するものです。
ガンタイプバーナ
ガンタイプバーナは、ファンと圧力噴霧式バーナを組合せたものです。燃焼量の調節範囲が狭いのが特徴です。


うん、たしかに🔫みたいな形をしているね。
ガスバーナーにもガンタイプがあります。» ガスバーナ
練習問題
問題:油バーナについて、次の記述は正しいか。⭕または❌で答えてください。答えは▶を押してください。
Q:圧力噴霧式バーナは、油に高圧力を加え、これをノズルチップから炉内に噴出させて微粒化するものである。
Q:戻り油式圧力噴霧バーナは、単純な圧力噴霧式バーナに比べ、ターンダウン比が広い。
💡解説:圧力噴霧式バーナーは、ターンダウン比が狭いという欠点があります。これに対処するために、戻り油式圧力噴霧バーナーが開発されています。
Q:高圧蒸気噴霧式バーナは、比較的高圧の蒸気を霧化媒体として油を微粒化するもので、ターンダウン比が狭い。
💡解説:高圧蒸気噴霧式バーナーは、ターンダウン比が広いのが特徴です。
Q:回転式バーナは、カップの内面で油膜を形成し、空気用ノズルからの空気を高速回転させ、油を微粒化するものである。
💡解説:回転式バーナーは、空気を高速回転させるのではなく、回転軸に取り付けられたカップを高速で回転させます。燃料油は回転するカップの内面に広がり、油膜を形成します。この油膜は遠心力によって外側に押し出され、油が微細な粒子に分かれて霧状になります。
Q:戻り油式圧力噴霧バーナは、単純な圧力噴霧式バーナに比べ、バーナ負荷調整範囲が狭い。
💡解説:戻り油式圧力噴霧式バーナーは、バーナ負荷調整範囲(ターンダウン比)が広いのが特徴です。
過去問で修得
令和6年4月 問26
霧化媒体を必要とするボイラーの油バーナは、次のうちどれか。
- 空気噴霧式バーナ
- プランジャ式圧力噴霧バーナ
- 戻り油式圧力噴霧バーナ
- 回転式バーナ
- ガンタイプバーナ
正解 1
令和5年10月 問26
ボイラーの油バーナについて、適切でないものは次のうちどれか。
- 圧力噴霧式バーナは、油に高圧力を加え、これをノズルチップから炉内に噴出させて微粒化するものである。
- 戻り油式圧力噴霧バーナは、単純な圧力噴霧式バーナに比べ、ターンダウン比が広い。
- 高圧蒸気噴霧式バーナは、比較的高圧の蒸気を霧化媒体として油を微粒化するもので、ターンダウン比が広い。
- 回転式バーナは、回転軸に取り付けられたカップの内面で油膜を形成し、遠心力により油を微粒化するものである。
- ガンタイプバーナは、ファンと空気噴霧式バーナを組み合わせたもので、燃焼量の調節範囲が広い。
正解 5
令和5年4月 問25
ボイラーの油バーナについて、誤っているものは次のうちどれか。
- 圧力噴霧式バーナは、油に高圧力を加え、これをノズルチップから炉内に噴出させて微粒化するものである。
- プランジャ式圧力噴霧バーナは、単純な圧力噴霧式バーナに比べ、ターンダウン比が狭い。
- 高圧蒸気噴霧式バーナは、比較的高圧の蒸気を霧化媒体として油を微粒化するもので、ターンダウン比が広い。
- 回転式バーナは、回転軸に取り付けられたカップの内面で油膜を形成し、遠心力により油を微粒化するものである。
- ガンタイプバーナは、ファンと圧力噴霧式バーナを組み合わせたもので、燃焼量の調節範囲が狭い。
正解 2
令和4年10月 問25
次の文中の( )に入れるA及びBの語句の組合せとして、正しいものは1〜5のうちどれか。
「ガンタイプオイルバーナは、ファンと(A)式バーナとを組み合わせたもので、燃焼量の調節範囲が狭く、(B)動作によって自動制御を行っているものが多い。」
A | B | |
1. | 圧力噴霧 | 比例 |
2. | 圧力噴霧 | ハイ・ロー・オフ |
3. | 圧力噴霧 | オンオフ |
4. | 蒸気噴霧 | ハイ・ロー・オフ |
5. | 空気噴霧 | オンオフ |
正解 3
令和4年4月 問22
ボイラーの油バーナについて、誤っているものは次のうちどれか。
- 圧力噴霧式バーナは、油に高圧力を加え、これをノズルチップから炉内に噴出させて微粒化するものである。
- 戻り油式圧力噴霧バーナは、単純な圧力噴霧式バーナに比べ、ターンダウン比が広い。
- 高圧蒸気噴霧式バーナは、比較的高圧の蒸気を霧化媒体として油を微粒化するもので、ターンダウン比が狭い。
- 回転式バーナは、回転軸に取り付けられたカップの内面で油膜を形成し、遠心力により油を微粒化するものである。
- ガンタイプバーナは、ファンと圧力噴霧式バーナを組み合わせたもので、燃焼量の調節範囲が狭い。
正解 3
令和3年4月 問22
ボイラーの油バーナについて、適切でないものは次のうちどれか。
- 圧力噴霧式バーナは、油に高圧力を加え、これをノズルチップから炉内に噴出させて微粒化するものである。
- 戻り油式圧力噴霧バーナは、単純な圧力噴霧式バーナに比べ、ターンダウン比が広い。
- 高圧蒸気噴霧式バーナは、比較的高圧の蒸気を霧化媒体として油を微粒化するもので、ターンダウン比が広い。
- 回転式バーナは、回転軸に取り付けられたカップの内面で油膜を形成し、遠心力により油を微粒化するものである。
- ガンタイプバーナは、ファンと空気噴霧式バーナを組み合わせたもので、燃焼量の調節範囲が広い。
正解 5
令和2年10月 問21
霧化媒体を必要とするボイラーの油バーナは、次のうちどれか。
- プランジャ式圧力噴霧バーナ
- 戻り油式圧力噴霧バーナ
- 回転式バーナ
- ガンタイプバーナ
- 蒸気噴霧式バーナ
正解 5
令和2年4月 問26
次の文中の( )内に入れる A から C までの語句の組合せとして、正しいものは次のうちどれか。
「ガンタイプオイルバーナは、(A)と(B)式バーナとを組み合わせたもので、燃焼量の調節範囲が(C)、オンオフ動作によって自動制御を行っているものが多い。」
A | B | C | |
1. | ファン | 圧力噴霧 | 広く |
2. | ファン | 圧力噴霧 | 狭く |
3. | ファン | 空気噴霧 | 広く |
4. | スタビライザ | 空気噴霧 | 広く |
5. | ノズルチップ | 空気噴霧 | 狭く |
正解 2
令和元年10月 問25
ボイラーの油バーナについて、誤っているものは次のうちどれか。
- 圧力噴霧式バーナは、油に高圧力を加え、これをノズルチップから炉内に噴出させて微粒化するものである。
- プランジャ式圧力噴霧バーナは、単純な圧力噴霧式バーナに比べ、ターンダウン比が狭い。
- 高圧蒸気噴霧式バーナは、比較的高圧の蒸気を霧化媒体として油を微粒化するもので、ターンダウン比が広い。
- 回転式バーナは、回転軸に取り付けられたカップの内面で油膜を形成し、遠心力により油を微粒化するものである。
- ガンタイプバーナは、ファンと圧力噴霧式バーナを組み合わせたもので、燃焼量の調節範囲が狭い。
正解 2
平成31年4月 問27
次の文中の内に入れるAからCまでの語句の組合せとして、正しいものは(1)~(5)のうちどれか。
「ガンタイプオイルバーナは、(A)と(B)式バーナとを組み合わせたもので、燃焼量の調節範囲が(C)、オンオフ動作によって自動制御を行っているものが多い。」
A | B | C | |
1. | ファン | 圧力噴霧 | 狭く |
2. | ファン | 圧力噴霧 | 広く |
3. | ノズルチップ | 蒸気噴霧 | 狭く |
4. | ノズルチップ | 蒸気噴霧 | 広く |
5. | アトマイザ | 圧力噴霧 | 広く |
正解 1