二級ボイラー試験「ボイラーの構造に関する知識」について解説しています。
本ページでは、水位検出器について問う問題を取り扱います。
水位検出器について
水位検出器はボイラー内の水位を監視し、適切な水位を維持するための装置です。
これは覚えよう!
水位検出器の取り付け個数
水位検出器は、原則として、2個以上取り付け、それぞれの水位検出方式は異なるものの方が良い。
水側連絡管の共用
水位検出器の水側連絡管は、他の水位検出器の水側連絡管と共用しない。
(水側連絡管を共用すると2個取り付けた意味がなくなってしまいます。)
バルブ・コックの数
水位検出器の水側連絡管及び蒸気側連絡管には、それぞれバルブ又はコックを直列に2個以上設けてはならない。
バルブやコックは2個以上つけちゃいけないんだね。
呼び径
◆水位検出器の水側連絡管は、呼び径20A以上の管を使用する。
深く考えず、20A以上と暗記してしまいましょう。
練習問題
問題:水位検出器について、次の記述は正しいか。⭕または❌で答えてください。答えは▶を押してください。
Q:水位検出器は、原則として、2個以上取り付け、それぞれの水位検出方式は異なるものが良い。
Q:水位検出器の水側連絡管は、他の水位検出器の水側連絡管と共用することができる。
Q:水位検出器の水側連絡管及び蒸気側連絡管には、原則として、バルブ又はコックを直列に2個以上設ける。
💡解説:バルブ・コックは2個以上設けてはならないです。水位検出器は2個以上取り付けます。
Q:水位検出器の水側連絡管は、呼び径20A以下の管を使用する。
過去問で修得
令和6年4月 問10
ボイラーの水位検出器について、適切でないものは次のうちどれか。
- 水位検出器は、原則として、2個以上取り付け、それぞれの水位検出方式は異なるものの方が良い。
- 水位検出器の水側連絡管は、他の水位検出器の水側連絡管と共用しない。
- 水位検出器の水側連絡管及び蒸気側連絡管には、それぞれバルブ又はコックを直列に2個以上設けてはならない。
- 水位検出器の水側連絡管は、呼び径10A以下の管を使用する。
- 水位検出器の水側連絡管の曲げ部分は、内部の掃除が容易にできる構造のものとする。
正解 4
令和4年10月 問10
ボイラーの水位検出器について、誤っているものは次のうちどれか。
- 水位検出器は、原則として、2個以上取り付け、それぞれの水位検出方式は異なるものが良い。
- 水位検出器の水側連絡管及び蒸気側連絡管には、原則として、バルブ又はコックを直列に2個以上設ける。
- 水位検出器の水側連絡管に設けるバルブ又はコックは、直流形の構造のものが良い。
- 水位検出器の水側連絡管は、呼び径20A以上の管を使用する。
- 水位検出器の水側連絡管、蒸気側連絡管並びに排水管に設けるバルブ及びコックは、開閉状態が外部から明確に識別できるものとする。
正解 2