二級ボイラー技士免許を取ろう！

こちらのページでは以下の3点について説明しています。

二級ボイラー技士の資格について知る
受験スケジュール
試験勉強の注意点

二級ボイラー技士免許を取るための基礎知識

二級ボイラー技士とは

二級ボイラー技士ってどんな資格？

ボイラーを取り扱うために必要な資格になります。

ボイラー（小規模・小型ボイラーを除く。）は、ボイラー技士の免許を受けた者でなければ、取り扱うことができません。
また、伝熱面積の合計が25m²未満のボイラーを取り扱う作業については、特級、一級又は二級ボイラー技士免許を受けた者のうちからボイラー取扱作業主任者を選任することが必要です。二級ボイラー技士はごく一般に設置されている製造設備あるいは暖冷房、給湯用のエネルギー源としてのボイラーを取り扱う重要な役割を担います。
公益財団法人安全衛生技術試験協会

またボイラー技士免許はビルメン4点セットのひとつとしても知られています。

ビルメン4点セット

第二種電気工事士
危険物取扱者乙種4類
二級ボイラー技士
第三種冷凍機械取扱者

試験について

二級ボイラー技士試験は以下の４科目で構成されています。

ボイラーの構造に関する知識
ボイラーの取扱いに関する知識
燃料及び燃焼に関する知識
関係法令

各科目10問で合計40問が出題されます。合格基準は各科目4割以上かつ合計6割以上です。

つまり、各科目4点以上かつ合計で24点以上取ればいいんだね！

受験資格・免許交付について

二級ボイラー技士試験に受験資格はありませんが、合格後の免許交付申請時には実務経験が必要です。

ボイラー整備士の免許試験を受験するには、資格は必要ありません。
免許交付を受けるには、免許試験に合格することと所定の実務経験を経ることの両方の条件を満たす必要があります。
なお、免許の有効期間はございません。
一般社団法人日本ボイラ協会

実務経験がない私はどうすればいいの？

ボイラー実技講習を受講・修了することで、免許をうけることができるよ。

ボイラー実技講習は、その受講・修了が免許交付要件の一つとして位置付けられる講習です。従前どおり、免許試験の受験前に受講するほか、免許試験に合格した後に受講することもできます。ボイラー取扱などの経験を得る機会のない方は、ボイラー実技講習を受講・修了することにより、二級ボイラー技士免許試験に合格であれば、免許を取得することができます。
一般社団法人日本ボイラ協会

実務経験のない私はこれ受けなきゃだね！

このボイラー実技講習は試験勉強の前に受講することをオススメします。

どうして？先にボイラー実技講習を受けたほうがいいの？

ボイラー実技講習ではボイラーの基礎知識や取扱い方法を学び、実際にボイラーの操作も行います。そのため、試験勉強時に実技講習ではあんな感じだったなとイメージしやすくなります。

特にボイラーに関する知識ゼロの人、ボイラーを見たことない人はボイラー実技講習を受講してから試験をしたほうがいいです。

それじゃあ、まずボイラー実技講習の申込みから始めようかな！

受験スケジュール

受験のスケジュールを組み立ててみました。こちらは筆者が実際に資格取得した経緯を踏まえて作成しています。参考にしてみてください。

受験スケジュール

試験5か月前
ボイラー実技講習の申込み
まずはボイラー実技講習の申込みからスタートしましょう。申込みは日本ボイラ協会の各支部で行います。各日程には定員が設けられており、満員になると受講できないので、予定が決まったら早めに申し込んでおくとよいでしょう。
試験2か月前
ボイラー実技講習の受講・終了、試験の申込み
試験の2～3か月前を目途にボイラー実技講習を受講しましょう。ボイラーに関する基礎知識を身に着けます。また、会場には二級ボイラー技士試験の受験申請書があるので、ついでに受験の申込みもしてしまいましょう。（現在はネットでも受験の申請ができます。）
試験1.5か月前
試験勉強スタート
試験の1～1.5か月前から試験勉強を始めましょう。勉強時間の目安は50～100時間です。
試験当日
試験日📖
試験1週間後
合格発表🌸・免許申請
試験１か月後
免許交付
遅いときには2～3か月かかることもあるみたいです。