重油中に含まれる成分の障害

二級ボイラー技士試験「燃料及び燃焼に関する知識」について解説しています。

本ページでは、重油中に含まれる成分の障害について問う問題を取り扱います。

これは覚えよう!

重油に含まれてる成分って、ボイラーにいろんな障害を引き起こすんだよね。例えば、スケールがたまっちゃったり、煤塵がたまって効率が落ちたりするんだって。結構大変なんだね。

試験では重油中に含まれる成分の障害を覚えましょう。

重油中に含まれる成分の障害一覧

  • 水分が多いと、熱損失が増加する。
  • 水分が多いと、息づき燃焼を起こす。
  • 残留炭素分が多いほど、ばいじん量は増加する。
  • スラッジは、弁、ろ過器、バーナチップなどを閉塞させる。
  • スラッジは、ポンプ、流量計、バーナチップなどを摩耗させる。
  • 灰分は、ボイラーの伝熱面に付着し、伝熱を阻害する。

障害ではないものも合わせて抑えておきましょう。

❌️障害ではないもの

  • 水分が多いと、炭化物が生成される。(→ 炭化物ではなく、スラッジが生成します。)
  • 水分が多いと、油管内に低温腐食を起こす。
  • 水分が多いと、油管内でベーパロックを起こす。
  • 硫黄分は、主にボイラーの伝熱面に高温腐食を起こす。

過去問で修得

令和5年10月 問22

重油に含まれる水分及びスラッジによる障害について、適切でないものは次のうちどれか。

  1. 水分が多いと、熱損失が増加する。
  2. 水分が多いと、息づき燃焼を起こす。
  3. 水分が多いと、炭化物が生成される。
  4. スラッジは、弁、ろ過器、バーナチップなどを閉塞させる。
  5. スラッジは、ポンプ、流量計、バーナチップなどを摩耗させる。

正解 3

令和4年10月 問26

重油に含まれる水分及びスラッジによる障害について、誤っているものは次のうちどれか。

  1. 水分が多いと、熱損失が増加する。
  2. 水分が多いと、息づき燃焼を起こす。
  3. 水分が多いと、油管内に低温腐食を起こす。
  4. スラッジは、弁、ろ過器、バーナチップなどを閉塞させる。
  5. スラッジは、ポンプ、流量計、バーナチップなどを摩耗させる。

正解 3

令和3年10月 問22

重油に含まれる成分などによる障害について、誤っているものは次のうちどれか。

  1. 残留炭素分が多いほど、ばいじん量は増加する。
  2. 水分が多いと、熱損失が増加する。
  3. 硫黄分は、主にボイラーの伝熱面に高温腐食を起こす。
  4. 灰分は、ボイラーの伝熱面に付着し、伝熱を阻害する。
  5. スラッジは、ポンプ、流量計、バーナチップなどを摩耗させる

正解 3

令和2年4月 問22

重油に含まれる成分などによる障害について、誤っているものは次のうちどれか。

  1. 残留炭素分が多いほど、ばいじん量は増加する。
  2. 水分が多いと、息づき燃焼を起こす。
  3. スラッジは、ポンプ、流量計、バーナチップなどを摩耗させる。
  4. 灰分は、ボイラーの伝熱面に付着し、伝熱を阻害する。
  5. 硫黄分は、ボイラーの伝熱面に高温腐食を起こす。

正解 5

令和元年10月 問23

重油に含まれる水分及びスラッジによる障害について、適切でないものは次のうちどれか。

  1. 水分が多いと、熱損失が増加する。
  2. 水分が多いと、息づき燃焼を起こす。
  3. 水分が多いと、油管内でベーパロックを起こす。
  4. スラッジは、弁、ろ過器、バーナチップなどを閉塞させる。
  5. スラッジは、ポンプ、流量計、バーナチップなどを摩耗させる。

正解 3

平成31年4月 問23

重油に含まれる水分及びスラッジによる障害について、誤っているものは次のうちどれか。

  1. 水分が多いと、熱損失が増加する。
  2. 水分が多いと、息づき燃焼を起こす。
  3. 水分が多いと、油管内に低温腐食を起こす。
  4. スラッジは、弁、ろ過器、バーナチップなどを閉塞させる。
  5. スラッジは、ポンプ、流量計、バーナチップなどを摩耗させる。

正解 3