二級ボイラー技士試験「ボイラーの取扱いに関する知識」について解説しています。
本ページでは、ボイラーの内面清掃の目的について問う問題を取り扱います。
これは覚えよう!
内部清掃は、ボイラー内の水の流路に沿って行います。具体的には、熱交換器や水管内のスケールや堆積物を取り除き、効率的な熱交換を維持します。清掃には専用の機器や化学薬品を使用することが一般的です。
試験ではボイラーの内面清掃の目的として、適切でないものを覚えましょう。
ボイラーの内面清掃の目的として、適切でないもの一覧
- すすの付着による効率の低下を防止する。
- すすの付着による水管などの腐食を防止する。
- 灰の堆積による通風障害を防止する。
灰やすすは燃焼部の汚れになります。燃焼部には、燃料の燃焼過程で発生する灰やすすが蓄積します。
適切なものも覚えておこう。
ボイラーの内面清掃の目的として、適切なもの
- ボイラー水の循環障害を防止する。
- スケールやスラッジによるボイラー効率の低下を防止する。
- スケールやスラッジによる過熱の原因を取り除き、腐食や損傷を防止する。
- スケールの付着、腐食の状態などから水管理の良否を判断する。
- 穴や管の閉塞による安全装置、自動制御装置などの機能障害を防止する。
過去問で修得
令和4年4月 問17
ボイラーの内面清掃の目的として、適切でないものは次のうちどれか。
- すすの付着による効率の低下を防止する。
- スケールやスラッジによる過熱の原因を取り除き、腐食や損傷を防止する。
- スケールやスラッジによるボイラー効率の低下を防止する。
- 穴や管の閉塞による安全装置、自動制御装置などの機能障害を防止する。
- ボイラー水の循環障害を防止する。
正解 1
令和3年4月 問17
ボイラーの内面清掃の目的として、適切でないものは次のうちどれか。
- 灰の堆積による通風障害を防止する。
- スケールやスラッジによる過熱の原因を取り除き、腐食や損傷を防止する。
- スケールの付着、腐食の状態などから水管理の良否を判断する。
- 穴や管の閉塞による安全装置、自動制御装置などの機能障害を防止する。
- ボイラー水の循環障害を防止する。
正解 1
令和2年10月 問17
ボイラーの内面清掃の目的に関するAからDまでの記述で、正しいもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。
- すすの付着による水管などの腐食を防止する。
- スケールやスラッジによる過熱の原因を取り除き、腐食や損傷を防止する。
- スケールやスラッジによるボイラー効率の低下を防止する。
- 穴や管の閉塞による安全装置、自動制御装置などの機能障害を防止する。
- A、B、C
- A、C
- A、D
- B、C、D
- B、D
正解 4