二級ボイラー技士試験「ボイラーの取扱いに関する知識」について解説しています。
本ページでは、ボイラー休止中の保存法について問う問題を取り扱います。
これは覚えよう!
ボイラー休止中の保存法について正しい記述は以下の通りです。
- ボイラーの燃焼側及び煙道は、すすや灰を完全に除去して、防錆油、防錆剤などを塗布する。
- 乾燥保存法では、ボイラー水を全部排出して内外面を清掃した後、ボイラー内に蒸気や水が漏れ込まないように、蒸気管、給水管などは確実に外部との連絡を遮断する。
- 乾燥保存法では、ボイラー水を全部排出して内外面を清掃した後、少量の燃料を燃焼させ完全に乾燥させる。
- 満水保存法は、凍結のおそれがある場合には採用できない。
- 満水保存法では、月に1〜2回、保存水の薬剤の濃度などを測定し、所定の値を保つように管理する。
- 満水保存法では、保存剤を所定の濃度になるようにボイラーに連続注入するか又は間欠的に注入する。
❌️間違った記述
- 乾燥保存法は、休止期間が3か月程度以内の比較的短期間の場合に採用される。
- 満水保存法は、休止期間が3か月以上の比較的長期間休止する場合に採用される。
乾燥保存法は長期間休止する場合に、満水保存法は短期間の場合に採用されるんだね。
過去問で修得
平成31年4月 問20
ボイラーの休止中の保存法について、誤っているものは次のうちどれか。
- ボイラーの燃焼側及び煙道は、すすや灰を完全に除去して、防錆油、防錆剤などを塗布する。
- 乾燥保存法は、休止期間が3か月程度以内の比較的短期間の場合に採用される。
- 乾燥保存法では、ボイラー水を全部排出して内外面を清掃した後、ボイラー内に蒸気や水が漏れ込まないように、蒸気管、給水管などは確実に外部との連絡を遮断する。
- 満水保存法は、凍結のおそれがある場合には採用できない。
- 満水保存法では、月に1〜2回、保存水の薬剤の濃度などを測定し、所定の値を保つように管理する。
正解 2