二級ボイラー試験「燃料及び燃焼に関する知識」について解説しています。
本ページでは、人工通風に用いられるファンについて問う問題を取り扱います。
これは覚えよう!
多翼形ファン
- 多翼形ファンは、羽根車の外周近くに、短く幅長で前向きの羽根を多数設けたものである。
- 多翼形ファンは、小形で軽量であるが効率が低いため、大きな動力を必要とする。
❌️間違った記述
- 多翼形ファンは、小形・軽量で、かつ、効率が高い。
- 多翼形ファンは、小形、軽量で効率が高く、小さな動力で足りる。
後向き形ファン
- 後向き形ファンは、羽根車の主板及び側板の間に8〜24枚の後向きの羽根を設けたものである。
- 後向き形ファンは、高温・高圧及び大容量のボイラーに適する。
❌️間違った記述
- 後向き形ファンは、形状は大きいが効率が低いため、高温・高圧のものに用いられるが、大容量のものには用いられない。
ラジアル形ファン
- ラジアル形ファンは、強度が強く、摩耗や腐食にも強い。
- ラジアル形ファンは、形状が簡単で羽根の取替えが容易である。
- ラジアル形ファンは、中央の回転軸から放射状に6~12枚の羽根を設けたものである。
❌️間違った記述
- ラジアル形ファンは、小形、軽量で強度が強いが、摩耗、腐食に弱い。
過去問で修得
令和2年10月 問29
ボイラーの人工通風に用いられるファンについて、誤っているものは次のうちどれか。
- 多翼形ファンは、羽根車の外周近くに、短く幅長で前向きの羽根を多数設けたものである。
- 多翼形ファンは、小形・軽量で、かつ、効率が高い。
- 後向き形ファンは、高温・高圧及び大容量のボイラーに適する。
- ラジアル形ファンは、中央の回転軸から放射状に6~12枚の羽根を設けたものである。
- ラジアル形ファンは、形状が簡単で羽根の取替えが容易である。
正解 2
平成31年4月 問30
ボイラーの人工通風に用いられるファンについて、誤っているものは次のうちどれか。
- 多翼形ファンは、羽根車の外周近くに、浅く幅長で前向きの羽根を多数設けたものである。
- 多翼形ファンは、小形で軽量であるが効率が低いため、大きな動力を必要とする。
- 後向き形ファンは、羽根車の主板及び側板の間に8〜24枚の後向きの羽根を設けたものである。
- 後向き形ファンは、形状は大きいが効率が低いため、高温・高圧のものに用いられるが、大容量のものには用いられない。
- ラジアル形ファンは、強度が強く、摩耗や腐食にも強い。
正解 4